2020-08-03 母の弔いに 山頭火は11歳にして母の亡骸と対面するという悲運の人なのだ 母は井戸に身を投げたのである 山頭火はその後大学(早稲田大学)にすすみ図書館で一冊よ仏門の本に出会う 自ら亡くなった身内の弔いには 身内の誰かが仏門を叩くこととその本には書いてあったらしい 山頭火はその後家族をすて家を捨て 仏門を叩いては母の遺影をもち 各地を行脚する行乞を行う そして語数にこだわらない心の句を詠んでいくのである