本生活365日

本業の合間に本を読む☆本を記憶する☆本を記録する

出雲派だった宣長

原先生の話より

 

出雲派、宣長からの流れは

明治政府(伊勢派優勢に)にまでゴタゴタを引き摺り

ついには明治天皇の勅裁(凄い言葉!今や使うことはないだろうな…)

により終結

出雲派は千家尊福をもってして最善つくすが

残念……

という流れがとても理路整然と語られ

感動的なのは

現代の出雲へとの繋ぎ

全国の名だたる一定の歴史ある神社は

出雲系が多く(祭神が大国主命須佐之男命等々)それこそが答えでもあり、

死を司ると決めた大国主命

絶大な存在感は今も全国で顕在

死(幽の世界という)の世界をおさめることの存在感は絶大

なぜならみんななくなるのだから

恐れをもつ昔の人を安心させたのは

生きている世界の主ではなく

死後の世界の主なのだと思えます

昔は特に寿命も短いだろうし

病気も今ほどは解明されておらず

むしろ死因は祟りが主流?!かも

ぐらい

死にはいつも不透明な何かがつきまとう

とはいえ

古事記風土記の話は

おどろおどろしい神話はむしろ少なく

どちらかというとあっけらかんと

若干ポップ

つまり古代の明るさは

政治的思考で暗さを帯び

暗さをプラスするのは

他ならぬ人

 

1番こわいのは人です!!

がわたしの結論 

平成、令和と

とてもポップに若い人たちを集めて隆盛きわめる出雲大社に畏敬の念は増すばかり(*^^*)