秘書の手記
今日はお昼寝をしてしまい(しかもわりと長く……)この時間でもランランとしている。
夜に読む本にはちょっと暗い本
私はヒトラーの秘書だった
トラウデル ユンゲ著
草思社
あのヒトラーの秘書!!
と息巻いて読んだけど…
なんてことはない(わけでもないけど)
平凡な若い女性が自分の素朴な目線で書いた手記
だった!
しかしこれを書くにあたり
懺悔の念はあると
自分は同罪だったように感じていると
ヒトラーの過ちにこのかたは(当然存命ではない)良心の呵責があり、それ故、この手記を出版したと
意外なとこでは
ヒトラーは紳士的だったそう。
そして彼の仕事はその中身については
預かり知らぬところ多々ありと
知性ゆえの距離感ではなく
彼女の知的ではないところがそうさせているだけと読んでいて思えた
それにしても紳士的な面のある人間が
大量虐殺を……
ヒトラーは母の愛には飢えていたともあり
女性に対しての接し方が分からないのかもとも…
紳士的な振る舞いの奥に
残虐性を見てぞっとしました
やっぱり夜ふけに読む本ではないな