本生活365日

本業の合間に本を読む☆本を記憶する☆本を記録する

人とうまくかかわる能力ある人は✨

40代になり

人生半ば過ぎ、強く感じることは

生まれたての自分らしさで生きていくことしか

結局できないし

それが絶対に近道

作ってもしょうがない

テレビでもこの人いつまでも若いなあという人はやっぱり自然体

 

とここまでは当たり前なことつらつらでした

 

茂木さんの魅力は「普通の人の自然体」であることと

「人間関係を作る能力のある脳科学者」

これは居そうで居ないかも……

芸術脳

茂木健一郎さん著

新潮社

この本、茂木さんしか書けないスタイルじゃないのかと

脳科学者の本としてはなかなか珍しい

各方面の著名人と対談し、

まあもっといえば

脳科学者っぽくない茂木さんだから

このスタイルの本が書けるな〜とか

思います

相手に寄せた対談は邪魔しない良いバランス✨

※私も実は対談好き✨

時折、脳科学者ならではの見解を入れてきますがこれもまた多すぎず丁度いい

結局は

人とのコミュニケーションが得意な人は

相手の能力に寄れる←これとても大事なスキルと思います✨

ので

結果ずっと楽しい知の旅が出来るんです

茂木さんもその類の人です

 

いとうせいこうさんとの対談がとても面白かった!!

いとうさんは体感として得る技はAIには真似できないことで

例えば伝統芸能の世界✨

浄瑠璃の名人の声の出し方とか

三味線とか

イメージ力なのだけど

例えば

柳の下で死のうとしている男の気持ちを歌う時の三味線の音と山で死のうとしている男の場合の音とが一緒ではいけない世界✨ 

 

いとうさんと茂木さんの対談は

そんな話でずんずん進み

禅僧の瞑想の話まで✨

修行やトレーニングは

人間が何故していられるかとは

ある種の快感があるからで

 

人はどうやら(ここからは脳科学的)

記憶にはショートタームメモリーとロングタームメモリーがあるのはよく知られていることですが〜

 

第三の記憶があるらしい✨

これは感情に関わるメモリー

人は成功体験そのものをメモリーするんではなく、どうやら成功体験に至る痕跡そのもの、もっといえば

辛い思いをしたらそれだけの強い思いがその経路を鮮やかにメモリーしてくれるというもの

 

なりたい自分かあって

そこにいくまで辛い体験をして

でもそこに至り

すると

ちゃんと脳がその経路を覚えてくれて

また成功に導くべく

辛い体験すら快感への道標〜と思える作用を脳内に起こしてくれる訳です

 

おー✨✨✨

辛いことがあっても(そんなにはなかったけどまあ多少はありますよね〜だれでも)

「過ぎてみれば良い思い出」とつぶやくようにしてきた私

なんかわかるなあ〜