本生活365日

本業の合間に本を読む☆本を記憶する☆本を記録する

久々ヒット

言いたいことを全部言ってくれているなあ

と思った本

 

幼児化する日本は内側から壊れる

榊原英資さん著

東洋経済新報社

 

過激な題名

いつもなら手に取らないけど

今週は惹かれてかりてみた

過激な思想なのか?

と思いきや……

 

私が言いたいことを書いてくれてる!!!

この人何者?!

ググってみる

 

旧大蔵省(現財務省)で国際金融局長や財務官を歴任したエコノミストだそう。

 

めっちゃ有名な凄い人でした(-.-;)

知らなかった自分はまだまだです

どうやら円高のピンチに対して円売り介入を行い評価されたり、経済の観点から日本危機論を訴えて講演、メディアに出られたり

もしかしたら見たことある方かも…でした。

 

とても感動した箇所

 

日本は二分割思考にいつからかなってしまっている

答えはこれ!という世界

「はい」か「いいえ」の世界だが

そこにおいて人は考えなくなってしまった

答えはこれ

以上終わりという幼稚な思考

 

一方 open society(開かれた社会)がよいと訴える哲学者ポパー

どんなことも

これが正しいというものはないと
ただ今、暫定的には正しいということ
だからこれが絶対に正しいと押し付ける世の中はだめだと

 

好例として

アインシュタイン相対性理論をあげている

宇宙の考え方

その時正しいと思われていたことは

一気に違うかも!となった歴史を

例示している

 

そこで榊原さんはこういわれる

だからといってなんでも懐疑的になるんじゃなくて

むしろ

我々は知らないことを知ることで真理に迫ろうと努力する

その姿こそが大切と

 

ん〜〜〜

いい!

やっぱりソクラテスに行き着きます(*^^*)