圧倒的な孤独の体験
続き…
圧倒的な孤独を体験した先生は
極貧、病気がちな生活、
精神も病んで生きる喜びが見出せない青年期を経て
今は多く学生、大人たちを励まし、教えてくださる教授に。
カウンセラーとしても有名です。
行くところまで行けば(落ちるとこまで落ちれば…かな)見えるものがあるらしく
先生は「いのちのはたらき」とか「エネルギーのうず」と呼んでおられますが
自分の意思に関係なく生かされているんだと思える何かが見えるんだそうで
大変不思議な体験ですが
要は感謝して生きることかなと
考えすぎず、
苦しい時は笑って(その状況を笑ってよい?!)ただ生きたらいいと
いいも悪いもなく、
生きてるんだからまだ自分はすることがあると(例えどんな辛いことが待ってても)
思って進めばよいと…
この本にも登場!(出ました!)
今映画で話題ですが
人間失格で死に向かおうとする太宰と自分を重ねたり…
壮絶な経験を書いてくださっています。
不特定多数の読者に自己開示されるなんて
なんて凄い方!
私は出来ません!
太宰治は自滅に向かう自分の精神を
複数の女性との交流で何度かは揺り戻させ(結局最後は玉川上水に身投げしますが)
絶対の孤独に耐えられ無い訳で(入水も愛人と共に)
人間は孤独に耐えられるかが
人生を生き抜くタフさとつながると
改めて実感(*^^*)
人間失格読むたび
あーそうなるか〜と
太宰治の文章は好きですが人物には共感できず
四十代になって
もう一度読もうものなら
同じ感情が湧く私…
同じ自滅系作家でも
三島由紀夫には
10代のころから傾倒
どこが違うか?
孤独に対峙出来る人かどうか
なのか
いや違うな
完成させて壊すのか
未完成で投げるのか
かな
根本的な何かが違います
上手く表現出来ませんが
ともあれ
人生に絶望感を感じた人間が強くなるのか弱くなるのか
何を悟るのか
弱い私は読書で確認したいのです